沈黙の臓器である肝臓


肝臓はよく

沈黙の臓器

と言われます。これは肝臓に神経がないからです。多少の事で痛みを発しない臓器という事を理解しておきましょう。つまりすでに肝臓は

悲鳴を上げるほど弱って いる可能性も否定できない

という事です。もし、痛みなど肝臓に自覚症状が出てしまった場合には相当悪い状態であるという事になります。

肝臓が弱っている時に出る自覚症状も、他の事が原因ともとれるような症状であることも多いです。例えば体がだるくなったり食欲がなくなったり微熱があったりする場合もありますが、それが肝臓のせいだと把握できず、体調を崩した、疲れているなどと勝手な判断でほったらかしにしてしまう可能性も少なくないのです。

元々、肝臓は強い臓器です。何も言わずに私たちが自覚していない間、しっかりと仕事をしております。少しぐらいの障害が起こっても細胞の再生力も強いため自分でカバーして仕事を継続的に熟してくれる臓器なのです。肝臓に障害が起き細胞が死んだとしてもすぐに再生して元通りの仕事を続けてくれるのです。

我慢して我慢してもう限界と言う時にサインとして出しており、さらにそのサインも見逃してしまいがちなケースも多いという事なので注意深く観察しておかなければ

取り返しがつかなくなってしまう臓器

という事を知っておきましょう。

肝臓からのサイン、症状


一番分かりやすいのは黄疸ですが、

肝臓が悪ければ必ず出る症状と言う訳ではありません

尿が濃くなったり、黄色になったり便が白くなったりします。また爪も白くなったり掌が赤くなったりと肝臓からのサインは様々なです。ただし、痛みなどのサインは少ない為なかなか危険信号だと理解することが難しいのが現状です。

しかしながらこれらの症状が現れたときには

かなり深刻な状況

である事に変わりありません。少し体調を崩しただけだと考えがちの症状も多いですが肝臓からのかなり深刻な状況を示すサインである可能性もあるのです。少しでも変化が見られたらすぐにでも病院に行きしっかりと検査し診断を受ける必要があります。とにかく深刻になってから現れる要注意な臓器が肝臓なのです。

かゆみ症状は、肝臓からのSOSのサイン!?


肝臓は沈黙の臓器と言われているほど、細胞が損傷を受けたとしても体の外部にはそれほど症状としてはあらわれません。気づいたときには引き返せないほどに、肝炎や肝硬変が進んでしまっている場合があります。しかし、内臓に変化が起きているときに皮膚にはある程度の症状が出るようになります

虫さされ、乾燥、かぶれなどでかゆみは発生しますが、肝臓が損傷を受けているときに起こるかゆみは、特に発疹などは出ずに部分的ではなく全身がかゆいのが特徴です。肝臓だけでなく、内臓に問題があると皮膚にかゆみが現れることがあり、これを「デルマドローム」と呼びます。

中でも、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺異常からかゆみが引き起こされることが多いようです。メカニズムは、肝臓を始めとした内臓の機能が衰えることで、快楽ホルモンのひとつであるベーターエンドルフィンという物質が脳から分泌されることから

腎臓病からかゆみを感じる方も多く、その場合は腎臓が機能しなくなり全身に老廃物がたまることが引き金となります。全身がかゆく、倦怠感がある場合は、原発性胆汁性肝硬変が疑われます。胆汁を分泌している胆管が壊れ、全身に胆汁があふれることがかゆみの原因。症状が進めば進むほどかゆみは強くなり、次第に常にがまんできない状態となります

この治療方法は、今のところ肝移植が中心だといいます。女性の方がかかりやすく、特に中高年の方は注意が必要です。肝臓がんもまた、かゆみを引き起こします。肝機能が低下すると胆汁の流れが悪くなり、白目や皮膚などに黄疸が現れ、血中にビリルビンや胆汁酸といった物質が増加して、皮膚に刺激を与えるようになります。

がまんできないかゆみだからといってかきむしってしまっては、悪化するだけです。かきむしることのないよう、薬で治療をし、安静にするようにしましょう。治療法は、塗り薬か飲み薬が一般的。抗ヒスタミンが処方されることが多いのですが、肝臓が原因のかゆみにはそれほど効き目が高くなく、現在、肝臓が原因で引き起こされるかゆみに対する治療薬の開発がすすめられているようです。


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