肝臓の機能と構造を知ろう!

体内に有害なものを取り込まないために一生懸命働いてくれている臓器が、肝臓です。アルコールを飲みすぎると肝臓の機能が心配になる方もいらっしゃると思いますが、そもそも肝臓とはどのような構造をして、どのような機能をしてくれる臓器なのでしょうか。

肝臓は、右肋骨の内側の横隔膜下にあり、一部は横隔膜とくっついて存在しています。色は、レバーの色を想像している方が多いと思いますが、想像通りだと思っていただいていいでしょう。肝臓は、肝小葉という肝臓の基本単位が集まることで成っているもので、肝小葉は、肝細胞と静脈、動脈などの血管が集まっています

肝臓には3本の血管が出入りしていて、なんとここには体内の血液の4分の1が集まっています。3本のうちのひとつが「門脈」です。門脈は、小腸で取り込まれた栄養素などを肝臓へ運ぶためのもの。「肝動脈」は、酸素をたっぷり含んだ血液を心臓から肝臓へ運ぶ役割を担う血管で、「肝静脈」は、肝臓でつくられた栄養分や処理されたものを心臓へ送る役割を担っています。また、肝臓でつくった胆汁を溜めるための「胆のう」や、胆汁が通る「胆管」も肝臓に存在しています。肝細胞や、胆管細胞に接するように、血液の通り道があります。

肝臓の主な働きは、「代謝」「解毒」「胆汁の生成」にわけられるでしょう。肝臓では体内のコレステロールの約半分をつくっています。また、止血に必要な凝固因子やアルブミンなどの体内に必要不可欠なものを作りだす役割も。食物として体内に取り込まれた糖やたたんぱく質、脂肪を体内で使えるような形にして貯蓄し、必要となったときにエネルギーとして体内に送りだします。また、アルコールや有害物質を分解して、体に有害物質がいきわたらないよう調整します。

胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液ですが、これも肝臓でつくられ、分泌まで行っています。胆汁は、古くなった赤血球を分解して、その分解でできるビリルビンなどを材料に、胆汁はつくられています。

肝臓の役割と仕組み

肝臓は約1.2kgもあり人体で最も大きい臓器です。膨大にある有毒物質を休みなく解毒している働き者の臓器です。毛細血管の塊で出来ており肝動脈、門脈から流れてきた血液を肝静脈に流れ出る間に胆汁を作ります。肝臓で処理されている血液の量はなんと2100リットルを超えます。1.5リットルのペットボトル1400本ですからどれだけ肝臓が休みなく働き続けて私たちの命をつなげているかが分かります

その仕事は幾つもあります。まずは解毒です。体内のアンモニアをはじめ老廃物、体外から入ってきた有害物質などを分解し排出しています。アルコールも90%以上がこの肝臓で解毒されています。

また、そのほかにも代謝を支えるビタミンの貯蔵庫としての役割もあります。食べた物がそのまま体の栄養になる訳ではありません。様々な栄養は肝臓を通して体に必要な形にして提供されているのです。

さらに脂肪の消化に必須な胆汁を分泌しています。それ以外にも古くなった赤血球、ホルモンを分解、血液中の細菌を排除など伝えきれないほどの働きを肝臓一つで行っているのです。肝臓に限ったことではないですが役割を知ればおろそかにはできない重要な臓器だという事が分かります。

楽しく飲むためには健康でなければ

自分の肝臓が自覚していない所でこれだけの働きを休まずコツコツと自分の生命の為に働き続けているのですが、お酒を飲みすぎてしまえばただでさえ負担をかけている肝臓にさらに負担を掛けることになるのです。肝臓はアルコールを分解するためだけの臓器ではないという事を理解しておきましょう。

これだけの働きをしているという事を頭の隅にでも知識として持っておけばお酒を飲む際に少し思い出して肝臓の負担を和らげる為にセーブするという気持ちになれば必要以上のお酒を飲まなくなるのではないでしょうか?

お酒の席はは確かに楽しいですし、お酒好きにはたまりません。その美味しく楽しく飲み続けたいのであれば肝臓の事もしっかり考えて飲むことを忘れてはいけないのです。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれなかなか弱音を吐きません。だからこそ自分から肝臓の事を思ってあげなければならないのです


しじみ習慣で肝臓を労わろう