健康診断で早期発見

沈黙の臓器だからこそ、自覚症状が現れてからでは遅い場合も多々あります。今、自分の肝臓がどのような状態かを調べる必要があります。出来れば年に1回は健康診断で肝臓の様子を調べたいところです。自覚症状が出た後では手遅れになることもありますし、早期発見が不可欠です。

毎年行っている定期健診をしている会社員はチェックできますが定期健診の無い会社にお勤めの人や会社勤めしていない人も健康保険に加入している40代以上の人は特定検診もありますし、人間ドックを受けるという選択もあります

早期発見をすれば元々、肝臓は再生能力に優れています。原因を改善させれば元の健康的な肝臓に戻る可能性は少なくないのです。定期的な健康診断で異常が見つかればさらに精密検査を受け治療を少しでも早く始めることが末永くお酒を楽しく飲み続けれる事に繋がります!

肝臓の検査

一般的な定期健診では尿検査と血液検査によって肝臓の状態を数値でうかがい知ることが出来ます血液検査の検査項目に必ずGOT、GPT、γGDPを調べる項目がありますので肝臓機能の異常や肝機能障害の疑いがあるかどうかを知ることが出来ます。検診によってはその他にも調べる項目がもっと多い場合もあります。

尿検査は尿中のウロビリノーゲンやビリルビンの反応を調べて肝機能の状態をうかがい知ることが可能です。これらの尿検査や血液検査で異常や機能障害が疑われる結果になれば再検査、精密検査をしてよりしっかりと検査していく事になります。

自覚症状のない段階での早期発見をするためにも定期的な検査はもちろん、再検査が必要な結果になった場合にはしっかりとした検査をしなければなりません。痛みなど初期段階では日常生活に支障をきたしにくい肝臓ですが現実的に障害が発生しているという事を自覚し、面倒だとほったらかしにせず、少しでも早く改善させるように薦めていく必要があります!

GOTとGPT

血液検査で出た結果の意味と数字の見方をご存知でしょうか?折角、健康診断などで結果を見ても意味が分からなければ勿体ないです。再検査が必要なのかどうかだけで納得するよりも、この数字はこの意味がありこの数値が正常の範囲だという事を知っておいた方が健康診断を受ける意義が増えると思います。

健康診断で必ずある血液検査の結果でGOT(グルタミン酸オキタロ酢酸トランスアミナーゼ)GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)の量がありアミノ酸の代謝に必要な酵素を調べています。

これらが肝臓に障害があると血液中に流れ出しでGOT,GPTの量が増えるので数値が上り結果としてでます。要するに肝臓が悪いと数値が高くなるという事くらいは最低限覚えておきましょう!正常な範囲はGOTは10〜30IU/L、GPTは5〜42IU/Lです。

GOTとGPTの比率で予想がつく病気

実はこのGOTとGPTの数値が高い低いだけでなく比率である程度の肝臓の病気の進行度や種類を予測することも出来ます。肥満による脂肪肝ならば数値はGPTのが大きくなり1以内の差で収まりますが肝硬変やアルコール性ならばGOTが1以上大きくなります。肝がんともなればGOTがグンと多くなりGOTとGPTの数値と比率を見るだけで肝臓がどのような症状なのかをある程度把握することが出来るのです。



健康診断の結果で肝臓が良い悪いだけでなくどのように悪いのかを把握するためにもこのGOTとGPTの数値の意味を知っておきましょう!そしてもう一度、ご自身の健康診断の結果を引っ張り出してきて今のあなたの肝臓の状態を確認してみてください!

アルコール好き必見!肝臓に関わる検査値の見方

アルコールをよく飲む人は、健康診断での肝臓の検査値を気にされている方も多いと思います。ご自分で検査値の見方を知っておくのも、健康管理のための対策になるのではないでしょうか。肝臓の障害に関して重要な検査が、「ALT(GPT)」「AST(GOT)」「γ−GTP(ガンマ・ジーティービー)」の三つです。従来「GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)」、「GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)」と呼ばれていましたが、近年ではGPTを「ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)」、GOTを「AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)」に変更し、国際的な標準になりつつあります。
ALTとASTは、ともにアミノ酸をつくりだす酵素のことで、ALTのほとんどは肝臓に存在し、ASTは肝臓に含まれているほか、心臓や赤血球などにも含まれています。

この二つは、肝臓の細胞が障害を受け血液中に酵素が流れ出すことで、数値が上がります。そのため、肝臓に異常がある場合はこの二つの数値がともに上がっていることが考えられます。特に、ALTの検査値が高い場合は肝臓病の疑いがあります。この二つの数値が上がっていることで疑われる病気ですが、ALTがASTの数値を上回っている場合は脂肪肝や慢性肝炎の疑いが、ASTがALTの数値を上回っている場合は、肝硬変や肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。しかし、ASTの数値が高いのにALTの数値が高くない場合は、心臓の病気や筋肉の異常なども考えられるのでさらに詳しい検査が必要になります。

正常な検査値は、ALT、ASTともに「40IU/L単位以下」となります。
また、こちらも健康診査の検査値としてアルコール好きには馴染み深い「γ−GTP」。これは、肝臓、腎臓、膵臓、小腸などに含まれている解毒作用に関する酵素で、アルコールに反応します。肝臓の細胞が破壊されたときに血液中に流れ出すため、肝臓の細胞がどれだけ破壊されたかを示す数値となります。しかし、血液中に流れ出すことは決して悪いことではないため、なぜ数値が上がっているのかなどを考えることが健康管理に必要となります。
正常な数値は、男性で「50IU/L単位以下」、女性で「32IU/L単位以下」となります。


しじみ習慣で肝臓を労わろう