脂肪肝とは?

脂肪肝とは読んで字のごとく、肝臓に中性脂肪が貯まってしまった状態の事を言います。正常では肝臓の2,3%程度が脂肪なのですがそれが30%を超えると脂肪肝と呼ばれています(5%、10%でも呼ばれることはあります)。実はこの脂肪肝は3人に1人の割合でなっているという人もいます。

沈黙の臓器と呼ばれる肝臓ですが、この脂肪肝の状態になっていたとしても自覚症状は全くありません。しかし、確実に肝臓の働きは悪くなっており放っておけば肝硬変、肝臓がんといった本当の病気に発展する可能性のある怖い状態であることは確かなのです。

ではこの脂肪肝になぜなってしまうのか?それは食事などで摂った脂肪が小腸で脂肪酸に分解され、その分解された脂肪酸が肝臓に送り込まれてきます。糖分や脂質を摂取しすぎることで多くの脂肪酸が肝臓に送り込まれることになり、中性脂肪が合成され、肝臓にたまって脂肪肝になります

脂肪肝の症状

脂肪肝には、基本的に自覚症状がありません。そのため、定期的な健診を受け早期に肝臓の状況を知ることが重要です。しかし、一部にかゆみがあったり、肝機能低下により体がだるくなるといった症状が現れることがありますが、それはかなり脂肪肝が発展している可能性もあり、さらに言えば脂肪肝にとどまらず、さらに危険な病気になっている可能性もあります。

とにかく症状が現れてからでは遅いという事を知っておかなければなりません。自覚していないから大丈夫という事でも当然ありません。初期段階に限らずかなり進行しても症状が現れないのが肝臓です。何も不便もないけど治療するという特殊な事が要求される臓器なのです。

ただ、症状としては現れなくても確実に肝臓の見た目は異なってきます。肝臓は元々綺麗な赤黒いレバー色をしていますが脂肪肝の肝臓はフォアグラのような色合いに近づきます。そのような変化が起こっても症状が現れていないだけという状況を理解しておくべきです。

脂肪肝の食事療法とメニュー

脂肪肝を食事療法で改善させるためには今までの食生活をしっかり見直す必要があります。これまでの食事や生活習慣により脂肪肝になってしまった訳なのですから改善させる必要はあります。とはいっても極端な食事制限や献立が必要になる訳ではありません

適正な栄養バランスの取れた食事を心がけるだけなのです。そして適度な運動を取り入れ肝臓に中性脂肪を溜めこまないようにするだけなのです。と説明すれば簡単ですが、実際にはそれが出来ていないから脂肪肝になってしまった訳でこれまでと同じ食事は避ける必要が出てきます。

もちろんアルコールも大きな影響を与えるので禁酒を心がける必要性も出てくるかもしれません。脂肪肝といっても状況にもよると思いますのでしっかりと検査をして医師の診断を受けてアドバイスしてもらうのが賢い治療となります。

あえて付け加えるとすればタウリンが含まれた食事は効果的です。タウリンは酵素を助ける役割があり、タウリンによってコレステロールを排泄させる働きがある胆汁酸の分泌が増えますので脂肪肝治療に一役買ってくれます。ただ、優先すべきは医師からのアドバイスですのでそれを踏まえて食事を考えていきましょう。


しじみ習慣で肝臓を労わろう